がん検診増えているがん(罹患・死亡)

厚生労働省の統計によると、2021年(令和3年)の日本人の死因として最も多かった原因は、がん(悪性新生物)です(図1)。がんは、1981年(昭和56年)から40年以上、ずっと日本人の死因の第1位となっています。

また、「国立がん研究センターがん情報サービス」のがん統計によると、日本人ががんで死亡する確率(2021年のデータに基づく)は、男性の4人に1人、女性の6人に1人となっています。

また、罹患する人の多いがんの種類(男女計)の上位は大腸がん・肺がん・胃がんで、死亡数についてもこれらのがんの順位が高くなっています(表1・表2)。

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は2人に1人というデータもあり、がんは誰もがかかってしまう可能性のある病気だと考えられています。

(図1)主な死因の構成割合(2021年)

(図1)主な死因の構成割合(2021年)
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei21/index.html)

(表1)がん罹患数の順位(2019年)

  1位 2位 3位 4位 5位
総数 大腸 乳房 前立腺 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸6位
男性 前立腺 大腸 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸5位
女性 乳房 大腸 子宮 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸2位、直腸7位

(表2)がん死亡数の順位(2021年)

  1位 2位 3位 4位 5位
男女計 大腸 膵臓 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸7位
男性 大腸 膵臓 肝臓 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸4位、直腸7位
女性 大腸 膵臓 乳房 大腸を結腸と直腸に分けた場合、結腸3位、直腸10位

表1・表2 出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(人口動態統計)

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