内視鏡検査を知る
内視鏡検査Q&A
内視鏡についての知っておきたい知識や疑問のあれこれにお答えします。
女性の内視鏡検査への不安
-
Q1
生理中でも大腸内視鏡検査の受診は可能です。事前に、検査を受ける医療機関に伝えておきましょう。
精密検査が必要な場合はもちろん、医師から受診を勧められた場合には、病気を早期に発見・治療するために大腸内視鏡検査を受けるようにしましょう。大腸内視鏡検査の受け方については、大腸内視鏡検査の受け方をご覧ください。 -
Q2
妊娠中、または妊娠の可能性のある方の内視鏡検査は、母子への刺激となるためできる限り控えましょう。それでも、何らかの自覚症状や病気の疑いがあり、内視鏡検査の受診が必要と感じた場合には、産婦人科と消化器内科の医師が勤務する総合病院に相談しましょう。
また、授乳中の方が内視鏡検査を受診することは可能です。ただし、鎮静剤などの薬剤による乳児への影響の可能性があるため、検査後一定時間は授乳できません。授乳中止期間は使用する薬剤により異なるので、内視鏡検査の受診を検討している医療機関に相談しましょう。
-
Q3
大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を入れるため、特に女性の方は抵抗感を持たれることが多いようです。しかし、それが原因でがんなどの病気の発見が遅れたということになった場合、悔やんでも悔やみきれないことになります。勇気を出して定期的に検査を受けましょう。
しかしながら、病院とはいえ人前でお尻を出すことは、誰でもやはり恥ずかしいものです。検査を行う病院側もその点に十分な配慮を払っていて、お尻が見えないよう検査着に工夫が施されています。
内視鏡検査を受ける前に、検査専用のトランクス型のハーフ丈パンツに履き替えていただきます。上から長い丈のガウンを羽織る場合もあります。
パンツは不織布などの素材でできており、肛門の部分に縦にスリットが入っています。そこを通して内視鏡を入れられるようになっているため、お尻を出すことなく検査が受けられます。パンツは厚みがあり色も濃いので、透けることはありません。ディスポーザブルですので、衛生的にも安心です。また、大腸内視鏡検査は、ドアやカーテン等で仕切られた検査室で行われるため、他の患者さんから見える心配もありません。
-
Q4
大腸内視鏡検査は、トランクス型の紙パンツを着用した状態で受けていただきます。上から長い丈のガウンを羽織る場合もあります。
このパンツには肛門の部分に縦にスリットが入っていて、そこから内視鏡を入れられるようになっています。お尻が外から見えにくい仕組みになっており、肌の露出は最小限の状況で受けられます。パンツは厚みがあり色も濃いので、透けることはありません。
それでも男性医師には抵抗があるという場合は、女性医師による検査が可能な医療機関を検索したり、検査を受ける予定の医療機関にご相談下さい。 -
Q5
液体タイプの腸管洗浄剤(下剤)は、多量の水に溶かして服用するタイプが主流のため、特に女性は飲み切れるかどうか不安に思われる方も多いかと思います。
医療機関によって異なりますが、複数種類の腸管洗浄剤を用意し、受診者がより飲みやすいタイプを選べる場合がありますので、受診する医療機関で相談してみましょう。
冷蔵庫で冷やしておくなど、飲みやすくするコツについても医療機関で相談してみましょう。
どうしても液体タイプが不安・飲めないという場合、錠剤タイプが選べる場合もあります。詳しくは、大腸内視鏡検査の腸管洗浄剤(下剤)をご覧ください。