がん検診がん検診で早期発見・早期治療へ

なぜ早期発見が重要?

<がん検診の目的とメリット>

がん検診の第一の目的は、がんの早期発見によって早期治療を行い、命を守ることにあります。多くのがんは早期であれば治せる可能性が高く、治療においても、早期であればあるほど身体面での負担や経済的・時間的な負担が軽いと考えられます。また、がんを見つけるだけでなく、がんになる前の段階の病変、例えばポリープや潰瘍を見つけることもでき、適切な対処によってがん予防にもつながります

<早期発見・早期治療で生存率は上がる>

がんは、早期治療によって死亡率を低下させられることが、これまでに行われてきた研究から明らかになっています。また、がん検診でがんが発見された場合は、その他の状況(体調不良による受診など)で発見された場合に比べ、5年後の生存率が高いという調査結果も報告されています(表)。

(表)がん検診または健診でがんが発見された場合と、それ以外の場合での5年相対生存率

(表)がん検診または健診でがんが発見された場合と、それ以外の場合での5年後相対生存率
※がん研究振興財団「がんの統計’05」 1993~96年診断患者。
6登録(宮城・山形・新潟・福井・大阪・長崎)集計結果

データに見る日本のがん検診受診率とがん死亡率の現状

日本のがん検診受診率は、諸外国と比べて低いのが現状です。例えば胃がん検診で男性48.0%、女性37.1%、大腸がん検診で男性47.8%、女性40.9%と、受診率は半数以下です※1。一方、諸外国での大腸がん検診受診率は、フランスが50%、イギリスが60%、フィンランドは73%に上ります※2。また、同じアジア圏の韓国でも大腸がん検診受診率は60.1%(2014年データ)に上っています※3。対して、胃がん、大腸がんの死亡率を比較すると、日本での割合は諸外国に比べ高くなっています※4。ここに日本が、がん大国といわれるゆえんを垣間見ることができるでしょう。

  • ※1 2019年国民生活基礎調査(厚生労働省)
  • ※2 厚生労働省 第12回がん検診に関する検討会資料 諸外国のがん検診の制度等に関する調査結果(2008年)
  • ※3 韓国NATIONAL CANCER CENTER Cancer Facts and Figures 2015 in the Republic of Korea(2015年)
  • ※4 がん年齢調整死亡率の国際比較 2020年度厚生労働科学研究費補助金がん対策推進総合研究事業 「がん対策の年齢調整死亡率・罹患率に及ぼす影響に関する研究」第75回がん対策推進協議会 資料

早期発見・早期治療のために定期的ながん検診を

多くの方が年に1度定期的に、職場や学校、医療機関などで一般的な健康診断を受診されているでしょう。これは原則として病気を絞らずに、身体に異常がないかどうかを調べることを目的にしています。一方、一部の職場健診や「がん検診」は、特定の病気に絞って調べるものです。がんの早期発見のためには、定期的に「がん検診」を受けることが大切です。がんの種類によって、推奨される受診間隔が異なっていることにも留意しましょう。

日本のがん検診の種類については、こちらのページでご説明しています。

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