| 直腸がんの手術後には合併症をおこすことがあります。その主なものは、排便の回数が多くなる、排尿障害(尿がでにくい、頻尿など)と性機能障害です。肛門を温存する手術では肛門は残るものの、直腸がないために便をためることができず、排便回数が非常に多くなります。また、直腸のまわりには泌尿器、生殖器を支配している神経が密にあるため、リンパ節を切除する際に、これらの神経が傷つくと排尿障害、性機能障害のような後遺症があらわれることがあります。周囲のリンパ節を取り去ることはがん根治(こんち)には必要不可欠なことですが、最近ではこれらの神経のあるところは極力温存する方法がとられています。 |