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大腸がんの化学療法は単独の治療と、手術の補助的立場の療法があります。
基本的に進行した大腸がんは、進行すると出血や腸閉塞(ちょうへいそく)をおこしたり、腸の輸送機能に障害がでるため、手術が第一の手段です。
そのため、化学療法は手術後に残された可能性のあるがんをたたくこと、それとともに再発をふせぐことを目的とした補助療法と、手術不可能な場合の代替の手段として選択されます。大腸がんの病期は、転移率、深達度(しんたつど)から総合して0期〜IV期に分かれます。0、I期では再発の可能性が少ないため一般に化学療法は行いません。II期〜IV期では手術後に化学療法を行います。
大腸がんの薬剤には内服、注射の両方がありますが、病期や患者さんの体力、生活などに応じて、単独、または組み合わせた治療が選択されます。また、大腸がんは肝臓への転移が多いため、肝臓だけに転移している場合は、肝臓の病巣(びょうそう)のみに高濃度に抗がん剤を分布させる目的で、薬剤を肝動脈から注入することもあります。
抗がん剤の副作用には、骨髄抑制(こつずいよくせい)(白血球や血小板などが減少する)、脱毛、嘔吐、下痢などがおこります。今日では、白血球を増加させる薬剤や抗がん剤による嘔吐を軽減させる薬剤などが開発されており、これらの薬剤を利用しながら、患者さんの負担を少しでも軽くして、抗がん剤治療を行えるようになりました。 |
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