Home早期発見のために主な消化器がん > 膵臓がん(膵がん):検査:超音波内視鏡検査
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検査:超音波内視鏡検査(Endoscopic ultrasonography:EUS)
超音波内視鏡検査(EUS)は組織の構造が変化する部位で、音波が跳ね返ってくる現象(エコー)を利用して、跳ね返りの強さや部位を画像として映し出す検査です。体表からの超音波検査では胃や腸の中の空気や腹壁、腹腔(ふくくう)の脂肪、骨が、エコーをとらえて画像にする際に妨げになることがあります。また、体表からのエコー検査では検査目的とする対象臓器近辺までの画像を得るために超音波の減衰が少ない比較的低周波数の超音波により検査を行いますが、低周波数の超音波検査では分解能に限界があり、高い分解能を持った詳細な画像情報が必要となるがんの壁深達度(へきしんたつど)診断などには適しません。その欠点を改良したものが、超音波内視鏡検査です。超音波内視鏡は、内視鏡先端部にエコーを送受信する「超音波振動子」を兼ね備えた内視鏡です。

特に膵臓は身体の奥にあるため、膵臓の手前にある胃や腸のなかの空気や腹壁、腹腔(ふくくう)の脂肪が邪魔をして、通常の体表からの超音波検査では、エコーをとらえにくいという問題があります。そこで、膵臓の近くの胃や十二指腸から超音波(内視鏡)検査をすることで、膵臓の詳細なエコー像を確認できる超音波内視鏡検査が役立っています。
超音波内視鏡検査では、超音波が胃など体腔内に溜まったガスを透過できない為、超音波振動子と観察部位との間に水を介在させて対応(脱気水充満法等)をしています。
超音波内視鏡先端部・脱気水充満法・超音波内視鏡画像
膵管腔内(すいかんくうない)超音波検査(Intraductal ultrasonography:IDUS):
十二指腸乳頭(にゅうとう)部から主膵管へ細い超音波プローブを挿入し、主膵管や膵臓の観察もできるようになり、より詳細な画像情報を得ることが可能になりました。超音波プローブとは、内視鏡の鉗子口から挿通する細径タイプのプローブで、先端に超音波(エコー)が送受信できる超音波振動子を備えており、超音波内視鏡では挿入できない細い胆管・膵管に挿入することが可能です。

超音波内視鏡ガイド下穿刺(Fine needle aspiration:FNA):
病理(びょうり)検査を行うために、超音波内視鏡で膵臓周囲を確認しながら、穿刺(せんし)と呼ばれる方法で膵臓の細胞を採取する超音波内視鏡ガイド下穿刺(Fine needle aspiration:FNA)が行われることもあります。FNAでは、超音波内視鏡を挿入し、胃から膵臓の腫瘍に針を刺して細胞を採取します。体外からの組織採取(バイオプシー)とくらべて、病変部まで最短のルートで採取が出来るものです。そのため、体外からでは検出不可能な病変組織や、小さな病変などが採取しやすい特徴があります。
超音波プローブ(IDUS)・超音波内視鏡(FNA用)の先端部
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