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胃がんは胃炎や萎縮(いしゅく)をおこしている胃の粘膜から発生すると考えられています。胃の粘膜に萎縮がおこると萎縮性胃炎の状態になり、その後腸粘膜に置き換わる「腸上皮化生(ちょうじょうひかせい)」が発生し、胃がんへと進展していく流れが明らかとなっています。最近になってこの変化にヘリコバクター・ピロリという細菌が大きく関わっていることが判明しました。ヘリコバクター・ピロリ菌に感染した状態が続くと、長期にわたり胃粘膜に炎症が起こり、これが加齢とともに萎縮性胃炎、腸上皮化生をもたらすと考えられています。ヘリコバクター・ピロリ菌を除菌すると、萎縮や胃炎が改善し、その結果、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のほか胃がんの発生も抑えられることもわかってきました。
また、胃炎や萎縮がおこっている粘膜上には細胞分裂が盛んな細胞が存在することが認められています。
近年、わが国では胃がんの罹患(りかん)率は緩やかな減少傾向にあるのに対し、死亡率は急激に減少しています。これは検診などの普及による早期発見、早期治療の効果であるといえるでしょう。 |
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胃がんは突然に胃全体に発生するわけではありません。胃がんの診断・治療を行ううえで、胃上部、胃中部、胃下部の3つの区分に、胃壁の断面を小彎、大彎、前壁、後壁と4つに区分しています。 |
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