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がん検診の役割
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がん検診の役割
<検診・健診で発見しやすいがん>
胃がんの治療を受けている人の50%が早期胃がんで、そのうち50%は何らかの症状がきっかけで検査を受けています。早期胃がんの多くは病変のなかに潰瘍ができるので、そのための痛み、出血、胃部不快感などが検査を受けるきっかけになります。

健康診断や人間ドックの際に、X線検査や内視鏡検査などで発見される無症状の食道がんは20%近くあります。無症状で発見された食道がんは早期がんであることが多く、治る確率が高いがんです。

大腸がんの場合、血便、便が細くなる、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返しなど排便に関する症状が多いようです。なかでも血便の頻度が高く、早期発見が可能ですが、痔と勘違いして受診が遅れることもありますので注意が必要です。腹痛や腹鳴、腹部膨満感や痛みを伴うしこりが初発症状のこともあり、検診のきっかけとなるようです。
<検診の有効性の国際評価>

近年、がん検診の効果を科学的な方法で評価し、公共政策として実施するか否かを判断することが、国際的な標準になってきました。わが国でも過去3回にわたってがん検診の効果の判定が行われました。「効果あり」とされたがん検診は、信頼性の高い研究方法により、がん死亡率の減少効果があると判定された方法です。

がん検診の効果が本当にあるかどうか判定する指標として、よく死亡率が用いられます。がん検診を実施することで、対象となるがんの死亡率の減少が証明されることが、がん検診の効果があるといえる第一条件です。研究方法は、目的や研究の対象により、様々な方法があります。しかし、科学的に信頼性が高いとされる方法は、研究結果が偏りのない普遍的なものであることが証明されているか否か、というところが重要になります。そこで、偏りのない条件を設定したうえで、がん検診の効果が本当にあるのかどうかを評価することが必要であり、その条件を満たすものが信頼性の高い研究方法となります。

現在このような考え方のもとで、「効果のある」がん検診が科学的に評価されつつあり、胃がん、子宮がん、乳がん、大腸がん、肝がんで「効果のある」がん検診がわかりつつあります。
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