胃がん検診・大腸がん検診を受診しない理由は?

今回の意識調査*1では、がん検診を定期的*2に受診しない理由について調査したところ、胃がん検診・大腸がん検診*3とも、理由の1位は「自覚症状がないから」という結果となりました。

  • *1 胃・大腸がん検診と内視鏡検査に関する意識調査白書。全都道府県別に30~60代男女18,800人を対象として、2021年3月に実施しました。
  • *2 定期的:当調査では、「毎年または2年に1回」として質問をしました。
  • *3 胃がん検診・大腸がん検診:当調査ではそれぞれ、内視鏡検査と便潜血検査について質問をしました。

●質問:胃の内視鏡検査を、毎年または2年に1回受診しない理由は?(40~60代)

内視鏡検査による胃がん検診を毎年または2年に1回「受けていない」と回答した人

●質問:大腸がん検診(便潜血検査)を、毎年または2年に1回受診しない理由は?(40~60代)

大腸がん検診(便潜血検査)を毎年または2年に1回受けていない人

大腸がん検診(便潜血検査):
便潜血検査は、便に血液が含まれているかを調べるため、専用の検査キットで2日分の便の表面をこすって採る検査です。

胃がん・大腸がんとも、早期の段階では自覚症状が出にくいがんです。このため、たとえ症状がなくても定期的にがん検診を受けることがとても重要となります。
胃がん・大腸がんを早期発見・早期治療した場合の5年生存率は90%以上にものぼることが分かっています。このことから、早期にがんを発見し治療することが大切だと言えます。

●進行度別に見た各部位のがんの5年相対生存率

胃がん

胃がん

大腸(結腸・直腸)がん

大腸(結腸・直腸)がん

*出典:全国がんセンター協議会の生存率共同調査(2021年7月集計)による

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