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おなかと内視鏡のコラム
胃カメラを「飲む」と言うけれど…
胃カメラ・ビデオスコープ
「このあいだ、健康診断で胃カメラを飲まされたよ・・・」なんて会話を耳にすることがないでしょうか? 実は、この「胃カメラを飲む」という言い方、現在の内視鏡事情からは誤った言い方なのかもしれません。

まず現在胃の検査で、「胃カメラ」は用いません。というのは、「胃カメラ」とは、その昔、内視鏡開発のはじめの頃に製作されたものを指している言葉だからです。それは、胃の中に小さなレンズと光を入れてフィルムで撮影する、まさに「胃カメラ」(写真上)でした。しかし、現在用いられている内視鏡(写真下)は、内視鏡先端にカメラを内蔵した機械ではなく、ファイバースコープやビデオスコープなど、胃の画像をリアルタイムで伝え、記録するものです。現在の医療現場では「胃カメラ」という言葉は用いられていません。

また、「飲む」というのもちょっとおかしな言い方です。内視鏡は、検査を行う医師によって挿入されるのであって、決して患者さんがゴクンと飲み込むわけではありません。しかし、「カメラを飲む」イコール「検査をする」ということで、定着しているようです。

現在、超小型のカプセル型内視鏡の開発がすすめられています。近い将来、このカプセル型内視鏡が普及すれば、今度は本当に「飲む」内視鏡が出現するといえるかもしれません。
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