内視鏡について検査

Q1:内視鏡検査を受ける前後に、食事制限はあるのでしょうか?また、他に制限されることはありますか?

基本的に、消化管の検査では検査前に食事制限があります。

1.食道・胃内視鏡検査
食道・胃の検査では、検査前日は夜9時くらいまでには夕食をすませ、絶食が必要です。お水は飲んでも大丈夫ですが、牛乳などは飲んではいけません。検査後については、上部消化管の検査ではのどにした麻酔がのこっていますので、軽くうがいをして1時間くらいは飲食禁止とします。また、組織採取など何らかの処置をした場合などは、医師の指示に従うようにしてください。

2.大腸内視鏡検査
大腸の検査の場合、腸の中を空にしなくてはスコープが入っていけません。通常は食事も夕方5時くらいまでにすませ、絶食します。また検査の前に下剤を飲み腸の中をきれいにする処置をします。検査後は、少し休養してから帰ります。ポリープの摘出(てきしゅつ)など、何らかの処置をした場合などは、医師の指示に従うようにしてください。

食事以外に制限されることとしては、お薬があります。
どのような薬を飲んでいるか、事前に確認されますが、内視鏡検査に影響するようなお薬(抗凝固薬)は、検査前から飲むのをやめてもらうこともあります。飲むことを欠かすことができないお薬(糖尿病など)は、服薬時間に合わせて検査の時間を決めます。

また、検査前に鎮静剤を使った場合、覚醒が不十分だと帰り道に危険なので、車の運転や危険な作業などの制限もあります。

安全な内視鏡検査のためにも、検査前の説明をよく聞き、疑問や質問はきちんと医師に尋ねておきましょう。なにか注意事項があれば、それをしっかりと守ってください。

Q2:痛みや自覚症状のない場合でも、検査を受ける必要があるのでしょうか?

痛みや自覚症状がない場合でも、身体の中にはがんなどの異常が発生し、ひそかに悪化している場合は多いものです。また、そうした身体の異常を解決するためには、どれだけ早期に異常を発見して治療を行うことができるかにかかっています。

がんは、正常な細胞が様々な原因によりがん細胞へと変化し、分裂を繰り返すうちに腫瘤(しゅりゅう)となって発症します。胃腸など消化器をはじめ、がんはかなり進行しないと無症状であることが多く、また、症状が現れたとしてもがんに特有の症状はありません。腫瘤が目で発見可能な大きさになってから、あるいは痛みや自覚症状が出てからでは、かなり進行してしまっているケースが多いのが現実です。

そのため、なによりもまず無症状のうち、すなわちふだんから定期的な内視鏡検査を受け、身体の異常をできるだけ早期に発見して、治療を行うことが望まれます。

Q3:内視鏡検査は実際、どのくらい時間がかかるのでしょうか?

一般に、胃腸の内視鏡検査にかかる時間は、検査全体で20~30分程度のところが多く、実際に内視鏡が体内にはいっている時間は5~10分程度でしょう。

食道や胃の検査の前処置として、のどに局所麻酔をしたり、内視鏡で観察しやすくするため、胃腸のはたらきを抑える注射を行います。施設によっては検査着に着替えたりする場合もあります。なお、喉の麻酔が残っていますので、検査後1時間以上は飲食や喫煙を控えましょう。

大腸の検査も同様に前処置として、腸内の洗浄をしたり、局所の麻酔をしたりします。検査後はあわてず、ゆっくり休む時間も考慮して、検査にのぞむのがよいでしょう。

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