砕石・採石
胆石を砕く、採る
内視鏡の鉗子(かんし)のなかには、胆道のなかにできた石を砕いたり(砕石:さいせき)、取り出したり(採石)する道具があります。肉眼(内視鏡)やX線下で石を確認し、石の大きさや位置により、適した形状の鉗子で対応します。
胆管結石(けっせき)の砕石具は、強いワイヤーでできたバスケット型の形状をしています。結石をバスケットのなかに取り込み、バスケットを閉じ締め付けることにより、石を砕きます。
また、石の数が少ない時や小さな場合は、砕かずにそのままバスケット鉗子を用い、採石し、摘出(てきしゅつ)することもあります。
バスケット鉗子による採石
採石透視画像
バスケット把持鉗子
採石内視鏡画像
砂泥状の小さな石は、バルーンカテーテル(風船状のカテーテル)でかき出してくることもできます。
バルーンカテーテルによる採石
バルーンカテーテル