内視鏡でできる治療

内視鏡は、おなかの中を観察するだけでなく、実際に治療をすることもできます。

内視鏡の先端部から小さな器具(=鉗子(かんし))を出して、のどにつかえた魚の骨や誤飲してしまった異物を取り除いたり、組織を採取して顕微鏡で観察(病理(びょうり)検査)することなどができます。

さらに、検査で病変が見つかった場合には、スネアと呼ばれる投げ縄のような鉗子を用いてポリープを切除したり、早期のがんであれば、病変部にスネアをかけて、高周波電流を流して切り取る方法(内視鏡的粘膜切除術;Endoscopic mucosal resection:EMR)や、最近では、専用の処置具を使ってより大きな病変を切り取る方法(内視鏡的粘膜下層はく離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD))も普及が進んでいます。

内視鏡による治療は、おなかを切って行う開腹手術に比べて、患者さんの身体の負担が軽く(=低侵襲治療)、広く行われるようになっています。それと同時に、治療に用いられる器具の開発も日々進化を続けており、様々な病変の検査・処置・治療に、幅広く利用されていくと考えられています。


内視鏡的粘膜切除術
(EMR)


内視鏡的粘膜下層はく離術
(ESD)

内視鏡治療について、詳しくはこちら 内視鏡治療

内視鏡についてのお話、いかがでしたか?
7月14日は「内視鏡の日」。この日をきっかけに、ご自身のからだのことを見つめなおしてみませんか?
自分のため、家族のため、そして一人ひとりの、かけがえのない健康のために。

「内視鏡の日」にあわせて、内視鏡検査についてお伺いした過去のインタビュー記事です。
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