女性で50歳以上のあなたが対象になっている対策型がん検診は……
女性で50歳以上のあなたは、肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、子宮頸がんの対策型検診の対象です。
お住まいの市区町村や職場からの案内が来たら、検診を受けましょう。
肺がんの対策型検診の対象です。
1年に1回、公的な補助を受けて、肺がん検診を受けられます。
検査内容:問診、胸部X線検査および喀痰細胞診検査※1
- ※1 喀痰細胞診検査は、喫煙指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が600以上となる50歳以上の方を対象に行います。
乳がんの対策型検診の対象です。
2年に1回、公的な補助を受けて、乳がん検診を受けられます。
検査内容:問診、乳房X線検査(マンモグラフィ)
胃がんの対策型検診の対象です。
2年に1回、公的な補助を受けて、胃がん検診を受けられます※2。
検査内容:問診に加え、胃部X線検査(バリウム検査)※3または胃内視鏡検査のいずれか
- ※2 胃がんの対策型検診については、2016年に胃内視鏡検査も推奨されましたが、お住まいの市区町村や職場で加入している健康保険組合によっては、 胃部X線検査のみを実施している場合があります。
- ※3 胃部X線検査(バリウム検査)で異常が見つかった場合は、必ず精密検査として胃内視鏡検査を行います。
大腸がんの対策型検診の対象です。
公的な補助を受けて、1年に1回、大腸がん検診を受けられます。
検査内容:問診および便潜血検査※4
- ※4 便潜血検査で異常が見つかった場合は、必ず精密検査として大腸内視鏡検査を行います。(大腸内視鏡検査を実施することが難しい場合には、注腸X線検査や大腸カプセル内視鏡検査を実施することがあります。)
子宮頸がんの対策型検診の対象です。
2年に1回、公的な補助を受けて、子宮頸がん検診を受けられます。
検査内容:問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診(必要に応じてコルポスコープ検査※5)
- ※5 コルポスコープ検査とは、腟拡大鏡という内視鏡の一種を腟に入れて、子宮頸部の様子を観察する検査です。観察中に疑わしい部分が見つかった場合、組織の一部を採取して組織診を行います。
対策型がん検診についての詳しい情報は「がん検診の種類と比較-対策型検診と任意型検診-」のページを確認してください。