内視鏡の歴史

ビデオスコープ開発

ビデオカメラが内視鏡を変えた

ビデオスコープの開発

固体撮像素子CCDを使ったビデオカメラを内視鏡に組み込んだのが「ビデオスコープ(電子スコープ)」です。画像を数十万個もの画素でとらえ電気信号にかえてテレビモニター画面に送りこむものです。それまでは熟練した医師一人しか見ることのできなかった臓器内面の状態が、ビデオスコープではテレビモニターに画像として映しだせるので複数の医師や医療従事者も同時に見ることができるようになりました。安全性も向上し、見落としも少なくなり、診断の精度が飛躍的に上がりました。また画像処理が可能になり、電気的コントロールで画像の鮮鋭度を高め病変の識別を行いやすくしたり、カラー信号の操作で肉眼では見えにくい部分の観察もできるようになりました。これは、内視鏡による治療の範囲を拡大する結果をももたらしました。

初期のビデオ内視鏡システム

超音波内視鏡の登場

内視鏡の先端に超音波を発信する振動子をとりつけた「超音波内視鏡」も同じ頃に開発が始まりました。「超音波内視鏡」では、潰瘍や病変が胃壁や腸壁のどの深さまで達しているか、リンパ節への転移の有無など、消化管の粘膜表面だけでなく粘膜下の状態まで診断できるようになりました。

こうして、内視鏡は検査・診断から、治療・処置の時代にはいっていきました。

初期の超音波内視鏡システム

本サイトについて

本サイトは、内視鏡メーカーであるオリンパス株式会社が、
医療分野における社会貢献活動の一環として、医師監修のもと運営しています。
一般の皆さまに、おなかの健康やがん検診、内視鏡検査についての理解を深めていただくことを目的としています。

  • オリンパスミュージアム
  • 医療従事者のみなさま向け会員制サイト メディカルタウン
  • がん啓発コラム
  • オリンパス 内視鏡キッズ教室
  • 大腸がん撲滅キャンペーン BRAVE CIRCLE