おなかの病気・がんを知る

【まとめ】女性のがん検診

1. 女性のがん検診とは?

近年、日本ではがんにかかる人が増え続けています。日本人の2人に1人ががんにかかると言われており、女性にとってもがんは身近な病気です。ステージⅠの早期に発見し早期に治療した場合の5年生存率は、胃がん98.7%、大腸がん98.8%、肺がん91.7%、乳がん100.0%、子宮頸がん93.6%となっています。
厚生労働省が推奨するがん検診の対象となっているがんは、胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がんです。各がん検診の対象年齢の方は、公的補助を利用して定期的にこれらの検診を受けることができます。
お住まいの市区町村や職場から案内が届いたら、ぜひ検診を受けましょう。検診は、自分自身の体と未来を守るための大切な一歩です。

2. 女性に知ってほしい
大腸がん検診・胃がん検診のポイント

女性が注意しなければならないがんというと、多くの方が乳がんや子宮がんと答えるかもしれません。ですが、大腸がんや胃がんなど、他のがんにも注意が必要です。女性でかかる人が多い大腸がん・胃がんは、がん検診によって早期発見することで高い治療効果が期待できます。大腸がん検診は40代から、胃がん検診は50代からの受診が推奨されています。便潜血検査や大腸内視鏡検査、胃部X線検査(バリウム検査)、胃内視鏡検査など、定期的な受診を心がけましょう。

3. 安心して内視鏡検査を受けるには

がん検診として内視鏡検査を選択する場合、「痛そう」「恥ずかしい」「怖い」など、内視鏡検査に不安を抱く女性は少なくありません。しかし近年では、細い内視鏡や鎮静剤の活用などで、身体への負担は大きく軽減されています。
事前の準備や体調管理、リラックスの方法を知っておくことで、不安をやわらげ、安心して検査を受けることができます。

4. 内視鏡検査を受ける前に知っておきたいこと

女性が内視鏡検査を受けるにあたっては、検査前日の食事や飲み物の制限、下剤の服用に加えて、生理との兼ね合いなど、事前に確認しておきたいポイントがあります。検査着には身体が露出しにくい配慮がされているものもあり、女性も安心して受けられるような工夫がされています。体調を整え、当日に慌てることのないよう、検査までの流れや注意点をしっかり把握しておくことが大切です。

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